サランラップとクレラップの違いは?切れ味・密着・値段でどっちを買うか決める

キッチンで毎日使うラップ。売り場で「サランラップ」と「NEWクレラップ」が並んでいると、どっちを買えばいいのか迷いますよね。この記事では両者の違いを、公表されている仕様をもとに整理します。

ラップでぴったり包まれたトマト

結論:素材と耐熱・耐冷はほぼ同じ。違いは「箱の設計」と「使い心地の好み」

先に結論をお伝えすると、サランラップとNEWクレラップは、どちらもポリ塩化ビニリデン(PVDC)を使ったラップで、耐熱温度140℃・耐冷温度-60℃も同じです。電子レンジも冷凍も両方に対応します。

つまり「性能が大きく違うから片方が正解」という関係ではありません。実際に差が出やすいのは、箱の刃の形や巻き戻り防止といった箱まわりの設計と、切れ味・密着感の好みです。ここが自分の使い方に合うかどうかで選ぶのが現実的です。

サランラップとNEWクレラップの比較表

項目サランラップNEWクレラップ
メーカー旭化成ホームプロダクツクレハ
素材ポリ塩化ビニリデン(PVDC)ポリ塩化ビニリデン(PVDC)
耐熱温度140℃140℃
耐冷温度-60℃-60℃
電子レンジ使用可(冷凍保存から加熱まで)使用可(冷凍食品の解凍にも)
箱の刃M字型の刃/波形フラップ/フタがカチッと閉じる設計。刃の分別は「金属ゴミ」「キレ窓」でスパッと切れる設計/飛び出しガード/「カチットロック」でフタが閉まる。刃の分別は「プラスチック」
巻き戻り防止の工夫波形フラップつまめるフラップが2枚/特殊ニスで巻き戻り防止
サイズ展開30cm・22cm・15cm(長さは50mと20mが中心)30cm・22cm・15cm(長さは50mと20mが中心)
価格帯の目安30cm×50mでおおむね同程度の価格帯30cm×50mでおおむね同程度の価格帯

※価格は目安です。店舗・時期・セールで変動します。

項目ごとの違いをくわしく解説

素材と保存性能

両方ともポリ塩化ビニリデン(PVDC)製です。ポリエチレン系の安価なラップとは素材のカテゴリーが異なり、いわゆる「しっかりしたラップ」に分類される点は共通しています。素材が同じ系統である以上、保存性能の方向性も近いと考えてよいでしょう。

なお、メーカーが公表しているガスバリア性などの数値は測定条件が揃っていないため、本記事では単純比較しません。

耐熱・耐冷と電子レンジ

耐熱温度140℃、耐冷温度-60℃はどちらも同じです。冷凍庫での保存から電子レンジ加熱まで、日常的な使い方はどちらでもカバーできます。

ただし注意点も共通です。両社とも油分の多い食品を直接包んで加熱すると、耐熱温度を超えてフィルムが破れたり溶けたりすることがあると案内しています。クレハは「ラップと食品が直接触れないように、ふんわりかける」ことを推奨しています。揚げ物やカレー、バターを多く使った料理を温め直すときは、ラップを浮かせてかけるのが安全です。

保管場所も同じで、ガスレンジ・オーブン・トースターの近くなど高温になる場所は避けます。

箱の刃と切れ味

ここが両者でいちばん設計思想が分かれるポイントです。

切れ味そのものは手の力加減や角度でも変わるため、「こちらが上」と断定できるものではありません。切りやすさの評価は使う人によって分かれると評されることが多く、どちらが上とは言い切れません。捨てるときの分別のしやすさで選ぶ、という判断も現実的です。

巻き戻り防止の工夫

切ったあとにラップの端が芯に戻ってしまい、爪でカリカリ探す——あの手間を減らす工夫も両者で異なります。

サランラップは波形フラップ、NEWクレラップはつまめるフラップが2枚あるうえ、特殊ニスによる巻き戻り防止が施されています。端を見失いやすいと感じている人は、この点を基準にしてもよいでしょう。

密着性

小鉢にラップをかけて密着させているところ

密着についてはメーカーごとに説明の切り口が違います。

平滑さで密着させるか、ハリとコシで密着させるかという違いで、どちらが優れているとは言えません。ぴったり張り付く感覚を好む人と、少し腰のあるフィルムのほうが扱いやすいと感じる人で評価が分かれます。

サイズ展開

サイズ構成はどちらも同じで、30cm(レギュラー)・22cm(ミニ)・15cm(ミニミニ)。長さは50mと20mが中心です。大皿や大きめのバットには30cm、お茶碗や小鉢中心なら22cm、薬味や少量の作り置きには15cmが使いやすいでしょう。

価格

30cm×50mで比較すると、おおむね同程度の価格帯に収まります。ただし店舗・時期・セールによる変動が大きいため、実際の売り場で確認するのが確実です。価格は目安と考えてください。

キッチン消耗品のコストを見直すなら、キッチンペーパーの代用品もあわせてチェックすると、全体の出費を抑えやすくなります。

こんな人にはどっち

サランラップが向いている人

NEWクレラップが向いている人

買うならこの2つ:使い方の好みで選ぶ

どちらも定番サイズの30cm×50mが基本になります。まずは片方を使ってみて、切れ味と密着の感覚が自分に合うか確かめるのがおすすめです。

サランラップ レギュラー 30cm×50m

良い点を整理すると次のとおりです。

お皿にぴったり張り付く感覚を重視する人や、これまでサランラップを使ってきて手が慣れている人に向きます。一方で、刃の分別が「金属ゴミ」になるため、自治体のルールによっては処分時にひと手間かかる点は正直にお伝えしておきます。

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クレハ NEWクレラップ お徳用レギュラー 30cm×50m

良い点は次のとおりです。

ラップの端を探すストレスを減らしたい人、箱まわりの使い勝手を重視する人に向きます。注意点として、ハリとコシのある素材のため、平滑にぺたっと貼り付く感触を期待すると印象が変わる可能性があります。ここは好みの問題です。

価格はリンク先で確認してください。

クレハ NEWクレラップ お徳用レギュラー 30cmX50m クレハ NEWクレラップ お徳用レギュラー 30cmX50m サンドラッグe-shop Amazon楽天市場

一人暮らし・少量使いなら22cmも選択肢

小さめの茶碗や小鉢が中心なら、30cmは持て余しがちです。使う分だけ引き出せる22cmのミニサイズなら、無駄な切り出しが減ります。クレハ NEWクレラップ お徳用ミニ 22cmX50mAmazon楽天市場のような50m巻きのミニサイズは、頻繁に買い替えたくない人にも合います。

包み方や下ごしらえの道具選びで迷ったときは、アルミホイルとクッキングシートの違いも参考になります。

よくある質問

Q. サランラップとクレラップ、性能に大きな差はありますか? A. 素材はどちらもポリ塩化ビニリデン(PVDC)、耐熱140℃・耐冷-60℃で同じです。大きな差というより、箱の設計や使い心地の好みで選ぶ製品と考えるのが妥当です。

Q. どちらも電子レンジで使えますか? A. どちらも電子レンジに対応しています。ただし油分の多い食品を直接包んで加熱すると、耐熱温度を超えて破れたり溶けたりすることがあると両社が注意喚起しています。ふんわりかけて、食品とラップが直接触れないようにしましょう。

Q. 冷凍保存に使えますか? A. 耐冷温度-60℃なのでどちらも冷凍保存に使えます。NEWクレラップは冷凍食品の解凍にも使えると案内されています。

Q. 使い終わった箱の刃はどう捨てますか? A. サランラップの刃は公式案内で「金属ゴミ」、NEWクレラップの刃は公式FAQで「プラスチック」とされています。最終的な分別区分はお住まいの自治体のルールに従ってください。

Q. どこに保管すればいいですか? A. ガスレンジ・オーブン・トースターの近くなど、高温になる場所は避けて保管してください。これは両製品に共通する注意点です。

まとめ

サランラップとNEWクレラップは、素材(PVDC)・耐熱140℃・耐冷-60℃・サイズ展開・価格帯まで、かなり近い製品です。違いが出るのは以下の3点です。

  1. 箱の設計:M字型の刃/波形フラップ vs キレ窓/フラップ2枚+特殊ニス+飛び出しガード
  2. 密着の考え方:平滑さによる密着 vs ハリとコシによる密着
  3. 刃の分別:金属ゴミ vs プラスチック

切れ味も密着感も、感じ方は人によって分かれます。「どちらが優れているか」ではなく、自分の切り方・包み方・捨て方に合うのはどちらかという基準で選んでみてください。両方を一度ずつ使ってみるのが、いちばん納得のいく決め方かもしれません。

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